樋口 健彦

HIGUCHI Takehiko
1966年 福岡市生まれ / 1992年 多摩美術大学絵画科陶芸専攻研究生修了

しっとりしたロイヤルブルーの無数の陶板が積層された、京葉銀行千葉みなと本部のエントランスにおさめられた作品では、セラミック/陶でありながらも一見柔らかく、天井に向かい軽やかに伸び上がる印象をもたらす。手作業と焼成によって生じる不規則なゆらぎが、整然とした空間に心地よいアクセントを生み出す表現は、一貫して周囲の環境への働きかけを維持している。緊張感をはらみながらも、陶がもつ温かみとも相反する印象を与える作品を作り続けている。

主な展覧会
2016 「生への言祝ぎ/インスタレーション、十二の柱+出会いのパフォーマンス」, 大分県立美術館 OPAM
2010 「モノ・黒」樋口健彦の仕事2005-2010 平塚市美術館, 神奈川
2000 They are Square, but Not too Formal. Robert Pardo Gallery ,NY , 米国
1999 Red Mill Gallery ,U.S.A., Vermont, 米国
1998 Contemporary Ceramics96 Gallery Art Present ,Paris,仏

主な受賞歴
2016 千葉市都市文化賞グランプリ受賞(建築賞)
千葉県建築文化賞大賞受賞(建築賞)

http://takehiko-higuchi.com/

Works 作品