山口大学医学部附属病院B棟にYCAM協働のもと、mole^3によるデジタルアート作品を設置しました。  
2024.06.20 Information

山口大学医学部附属病院B棟にYCAM協働のもと、mole^3によるデジタルアート作品を設置しました。  

2024年4月、山口大学医学部附属病院の再開発事業にともない、多くの病棟が複雑に結びつく構成のなかで、各棟を結びつけ、多くの人びとが行き交う場所に、人びとの動きを誘導する季節感あふれるアートを展開しました。さまざまな山口の四季の風景や自然環境の写真をもとに新たな形と豊かな色彩を生成し、変化するmole^3のデジタルアート作品《re-pixcells》が、人びとの目に留まります。B棟1Fクロスラウンジに、印象に残る目印のひとつとなる空間づくりを行いました。

 

アーティスト | mole^3 / モルノサンジョウ / molecubed
デジタルアート | 《re-pixcells》
2024
設置箇所 | B棟1F クロスラウンジ

山口県の自然環境や地域性を捉えた20枚の写真を使用し四季の移り変わりや循環を表現している。1ループが約25分のプログラミングによって、写真を構成するピクセルが細胞のように次々と生まれ分解され動き出し、「かさね」と「ずらし」を繰り返し、新たな形と豊かな色彩を生成する。その変化が植物の生長や自然のエネルギーを表して、人々が少しの間立ち止まり、人生の始まりと再生という力強いメッセージを感じる場所となっている。本作品はB棟1階のクロスラウンジに設置され、人びとの動きを誘導するアイキャッチとしての役割も果たしている。
制作は山口情報芸術センター[YCAM]の協力のもと、写真家 谷康弘さんをはじめ、山口大学写真部の坂口歩さん、原田誠朗さん、山本夏海さん、吉川優妃乃さんによって撮影された写真を使用している。

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撮影 | 谷康弘