山口大学医学部附属病院 新中央診療棟にて木下友梨香による 壁面アート作品《ナツミカンの木》を設置しました。

山口大学医学部附属病院 新中央診療棟にて木下友梨香による 壁面アート作品《ナツミカンの木》を設置しました。

2023年4月、山口大学医学部附属病院の再開発事業にともない、多くの病棟が複雑に結びつく構成のなかで、各棟を結びつけ、多くの人びとが行き交う場所に、人びとの動きを誘導するストーリー性あふれるアートを展開しました。木下友梨香のダイナミックなハンドペインティング作品によって、廊下のL字壁という特徴ある空間に、印象に残る目印のひとつとなるような、建物に新たな息吹を吹き込む空間づくりを行いました。

 

アーティスト | 木下友梨香 / KINOSHITA Yurika

壁面アート作品 | 《 ナツミカンの木》

2023, ペンキ, 変形パネル

設置箇所 | C棟 新中央診療棟2F 廊下

 

山口県の県の花である「夏みかんの花」をモチーフに、豊かに育つ植物の未来につながるエネルギー、成長、再生を表現した。丸みを帯びた大小4点の変型パネルはそれぞれ花びら、つぼみ、果実や葉などをイメージで構成され、L字壁という特徴ある空間と一体化している。塗料をハンドペインティングするという独特な手法で描かれた作品群は、色彩が手の動きとともにダイナミックに混じり合い、活き活きとした印象に残る場所づくりに成功している。本作品は病棟とC棟2階の結節点に設置され、人びとの動きを誘導するアイキャッチとしての役割も果たしている。

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撮影:谷 康弘