山口県出身の詩人、まど・みちおの詩の世界をモザイクで表現したホスピタルアートは、来院者の気持ちを和らげます
Task プロジェクトの課題
山口大学医学部附属病院が、県の中核医療機関としての充実を目指し、主要機能を集約した新病棟(A棟)を建設するにあたり、来院者に心地良い空間作りの取り組みとしてホスピタルアート導入が計画された。
Solution アートプレイスの提案
今までになかった「病院×詩」を切り口に、山口県周南市出身の詩人、まど・みちおの詩とモザイクタイルアートを組み合わせ、各階EVホール、エントランス、スタッフラウンジなど来院者の滞留時間が多い場所をメインに作品を展開した。なかでもエントランスの大画面の作品は、「空気」という詩を題材に、アーティストが制作した原画を、モザイクタイルアートで表現。「すべてのいきものは空気をとおして兄弟である」という詩人の世界観で来院者を迎える。
Works 作品
モザイクタイルアート|エントランス
アーティスト: 渡邉良重
渡邉による原画をイタリアで活躍する永井友紀子がモザイクタイルで壁画を制作
サイズ:幅4.35m×高さ2.4m
その他、小児病棟や婦人科病棟の廊下などにも、遊びと楽しみ、親しみを創出するアートワークを配置している。
事業主 | 国立大学法人山口大学 |
所在地 | 山口県宇部市南小串1丁目1-1 |
アーティスト | 渡邉良重 |
写真提供 | 阿野太一/タウンアート |