シンボリックなアトリウムは、快適なパブリックゾーンの創造と同時に、オフィスビルの付加価値を高めています
Task プロジェクトの課題
ニッセイ札幌プロジェクトは、全国で3例目となる都市再生特別特区としての開発である。快適なオフィス空間を創造するだけでなく、回遊性のある歩行者ネットワークをつくり、市民も楽しめる公共空間の創出が目指された。その公共空間に建築と一体化したパブリックアートを展開することが課題となった。
Solution アートプレイスの提案
公共性の高いアトリウム空間に、ドイツ人アーティストのクラウディア・オコネクを起用し、北海道の光と美しい自然の色を建築の中に取り込むような色彩豊かなアートワークを設置した。アトリウムとオフィスを柔らかく仕切る空間デザインとクロスオーバーし、洗練された豊かな共用空間が生まれた。
Works 作品
四季の命
アーティスト: クラウディア・オコネク
オコネクは、4年間にわたる調査のうえ、春夏、秋冬、各1ヵ月近く北海道に滞在。富良野、然別、知床など合計3532.9kmを移動してさまざまな場所の自然と向き合い、撮影した莫大な写真をコラージュしながら1枚の巨大な作品に仕上げた。「この美しい風景に対して常に心を開き、大切にしていくと共に、自然は永遠に我々を映し出す鏡であることを意識していかねばならない」というメッセージを込めている。
事業主 | 日本生命保険相互会社 |
所在地 | 札幌市中央区北3条西4丁目1番1号 |
アーティスト | クラウディア・オコネク |
写真提供 | 新津写真 / タウンアート |