未来の働き方を見据えたオフィス構築プロジェクトに、成長し歩み続ける姿勢を表す壁画アートが完成しました
Task プロジェクトの課題
社員の声を集め、これからの社会を見据えた働き方、労働環境を整えることに主眼を置いた、オフィス構築プロジェクト。オフィスコンセプトは空中庭園をイメージに「想い、はじけるPARK」とし、多彩なワーカーたち同士がそれぞれの想いを汲みつつ、新しいアイデアをもとに化学反応を起こしていく場を目指した。
機能別に5つに分かれた執務フロアの中でも、中央に位置する『Grass』エリアは人工芝や植物など、日中の公園を演出し、ワーカー同士が集い、カジュアルにコミュニケーションを図れる場づくりが求められた。
Solution アートプレイスの提案
『Grass』エリアは、「他部門と交流して働く場」としてリラックスしながら交流して自由な発想やひらめきにつながるようカフェやステージを併設し、屋外スタイルの家具、植栽、水面をイメージした天井などで演出。公園をイメージした開放的な空間に、自然をイメージした色鮮やかな植物や気流を感じる雲や風をモチーフに壁画を制作。アーティストWOK22によってダイナミックに描かれた作品は、ワーカーたちの創造性や感性を刺激しながらもカジュアルでリラックスできる場づくりを担っている。
Works 作品
《beyond (そのさきに)》|執務フロア
ワーカー一人ひとりに見立てた葉や鳥のようなモチーフが、雲や風の上昇気流に乗って、チームとして進む様子を表している。
黄色いラインはワーカーたちに見立てた上昇気流を未来や目標へ導く軌跡を表し、挑戦によって「その先」「その向こう」へと超えていくことを表現している。
特に目を引くピンクのつつじは、中野区の花として制定されていることや公園で過ごしたアーティストの記憶を背景に選出されている。
「節度」「慎み」「努力」が花言葉のつつじは、夏や冬の過酷な環境にも絶え、春にきれいな花を咲かせる粘り強い特性を持っている。つつじの花のように日々の積み重ねの努力によって一歩一歩目標に向かって進んでいくことで、鮮やかな花を咲かせていこうというメッセージが込められている。
《beyond (そのさきに)》
制作年度 2024
水性塗料
2,900×5,100mm
事業主 | 三菱UFJ銀行 中野オフィス |
所在地 | 東京都 |
設計デザイン | 株式会社イトーキ |
アーティスト | WOK22 |
撮影 | ArtPlace Inc. |