成田国際空港 第1ターミナル 南ウィング
日本文化の洗練された遊び心を取り入れたアートワークを展開し、成田空港利用者が「日本の心と粋」を感じられる空間を創出しました
Task プロジェクトの課題
内外の多くの旅行者が時間を過ごす国際空港で、アートとの思わぬ出会いによって、楽しさや安らぎを感じられる空間を演出する。
Solution アートプレイスの提案
第1旅客ターミナルビルにおけるアートは、国内外の空港利用客が「日本の心と粋」を感じられるよう計画し、日本人が好んできた、軽み、面白み、気取りに注目した、洗練された遊び心をテーマにターミナル内各所に展開した。綿々と続く日本の伝統美や文化性を新しい切り口で表現することにより、日本の伝統文化の中の現代性を再発見できるようにしている。
Works 作品
《B.S.EAST》/《V.O.WEST》|4F 出発ロビー
飛行機をモチーフにした彫刻。表面の図柄は、「 B.S. East」が東の雲、「V.O. West」が西の波を表し、これは太陽が東の空から昇り、西の海に沈むことから着想を得、雲は平等院の「雲中供養菩薩」、波は「海賦文様」という日本の伝統文様をベースにしている。
(この作品は、計画変更に伴い出発ロビーに移設済み)
《B.S.East》
2006
東の雲(Blue Sky East)
H4000×W2200×D1600mm
《V・O・West》
2006
西の波(Violet Ocean West)
H4500×W2400×D1600mm
《成田国際空港 南ウイング盛況の圖》 / 《成田国際空港 飛行機百珍圖》|4F 出発ロビー
さまざまな時代や世相が渾然一体となった、ユーモアあふれる現代の大和絵。俯瞰した構図により観る人たちを絵の中に招き入れ、思い思いに絵の中を歩きまわることができる仕掛けになっている。
《成田国際空港 南ウイング盛況の圖》
2006
H3800×W3000mm
陶板
《成田国際空港 飛行機百珍圖》
2006
H3800×W3000mm
陶板
空港通路
通路を川の水面に見立て、そこに映る一日の空の色を床面のパターンにした。第4サテライトから第5サテライトに向かって昼→夕方→夜→明方→昼と変化していく。
事業主 | 成田国際空港株式会社 |
所在地 | 千葉県成田市 |
アーティスト | 中村哲也、山口晃、豊嶋敦史 |
写真提供 | フォワードストローク |
詳細リンク | https://www.narita-airport.jp/jp/fun/art_promenade/#tab-1 |