新合同庁舎からあらゆる世代とのワークショップを通じて歴史と文化の融和を発信
新荘新都心・行政院新荘合同庁舎 (台湾)に納品した2作品の設置までのプロセスにおいては、作品を設置するだけでなく 「創造」することの視点や「つくる」ことのクリエイティブな体験をすることによってよりアートの思考を体験するアートプロジェクトが行われた。
・講演会「つくる」
講演者:五十嵐威暢
20代から50代まで世界的なデザイナーとして活躍し、その後20年アーティストとして第一線で活躍してきた五十嵐の「創造」「つくる」の視点や感覚をこれからの若きアーティストやデザイナーを対象に講演会が行われた。
・刺繍ワークショップと設置前鑑賞会
作家:佐伯和子
①一般市民、小中学生を対象としたワークショップ
②織品服装学科(テキスタイルデザイン学科)の教員と学生に向けてレクチャーとワークショップ
③ 設置前鑑賞会
新荘新都心・行政院新荘合同庁舎ビルに設置された佐伯和子の作品は、市民や学生の参加型アートプロジェクトとして作品が完成された。制作体験を通じ、実際に参加者の手で制作された刺繍が作品の一部に取り入れられることで、共生や協働をともなう多様な人びとの暮らしの積み重ねから社会が作られることを伝えている。作品設置前には鑑賞会を開催し、参加者との交流をはかった。
Works 作品
事業主 | 內政部營建署 / Construction and Planning Agency, Ministry of Interior |
所在地 | 台湾 新北市新荘区 / New Taipei City, Taiwan |
アーティスト | 五十嵐威暢 、佐伯和子 |
写真提供 | Hoho Lin / タウンアート |